HOME > 税務トピックス >キャッシュ・フロー経営

キャッシュ・フロー経営

キャッシュ・フロー経営は「計算書」の作成から

キャッシュ・フローを把握する計算書「キャッシュ・フロー計算書」の作り方をご説明します。


世間に公表されているキャッシュ・フロー計算書は、ほとんどが下段の「間接法」と呼ばれる方式です。上段の「直接法」と最終的な答えは65で同じですが、答えにいたるまでの過程が違います。

cashflow_statement.jpg


間接法は、当期の利益に、キャッシュの動かない「減価償却費」を加算し、在庫の純増を減算したりして、「従来の会計とキャッシュの動きのズレを補正」して、キャッシュの有り高を導いています。
 一方、直接法は、売上代金として入金のあった額から、仕入のために支出した額などを差し引いて、キャッシュの有り高を導いています。

さて、どちらがピンときますか?

直接法の方が、企業の実態がわかりやすいですよね。しかし、世間に間接法の方が多いのは、この方が作ることが簡単であるからなのです。手間のかかる直接法で書く時間がない..。と言っているのです。しかし本当は簡単な方法で直接法で作成できます。

以下の図は、売掛債権の増減の様子や、損益計算書上の表現、最後にキャッシュの状況を示しています。

cashflow_image.jpg

cashflow_image2.jpg


損益計算書上では「売上高10」と書いてあるが、売掛債権が合計(3)増えているので、実際にお金が入ってきたのは、10-3=7なのです。

すなわち、以下の式で直接法による「営業収入」や「商品仕入の支出」が算出されます。

●営業収入=売上高-売上債権の増加
     または
                営業収入=売上高+売上債権の減少

●商品仕入の支出=仕入高-仕入債務の増加
     または
                商品仕入の支出=仕入高+仕入債務の減少

図を例にとりますと、

営業収入=売上高(10)-売上債権の増加(8-5=3)

営業収入=(7)

                   というふうに答えがでます。

簡単ですので、ぜひ一度、実際に書いてみてください。